玄関の巾木を外して隙間を埋める
この記事のリンク先には広告が含まれています
玄関巾木の存在を疑問に思ったので外してみました。
巾木を外して下の処理がどうなってるのか確認したいという好奇心もあり。(こっちがメイン)
巾木を外してみる
バールでこじって、少しずつテコで剥がします。斜めに差し込んでおしり?を叩くと少しずつめり込んでいくので、そこをとっかかりにして少しずつバールを入れていきます。
このバールが大活躍です。巾木剥がし以外にも役立つ場面があるので一つ持っておくと便利。
慎重にやっているつもりでもボンドがたっぷりで難儀しました。結局ボロボロで再利用は不可。再利用や原状復帰を考えていないので強引に引き剥がしました。
この巾木の中身はMDFで、無理に剥がそうとするとすぐ壊れます。裏の石膏ボードも表面の紙ごと剥がれ落ちたりも。慎重にやるが吉。壁紙も多少剥がしてからのほうがバールが入りやすいこともある。
漏気発見
開けてみるとやはりなのか?石膏ボード下に隙間が空いてました。そこはかとない冷気も感じます。この涼しい風は壁内の空気に違いない。
本来、壁は断熱材>気密シート>石膏ボード>壁紙or巾木の順で構成されてるはず。風がくるのは気密シートなりテープなりで隙間が塞がれてないから。
気密シートの端らしきものが見えています。
壁内の空気が壁内や部屋に入り込んで、冷暖房効率どころか結露リスクも上昇。どうやらうちの玄関が寒いのは断熱性能だけの問題ではなかったようですね。 ※ 玄関が寒いのでドアに断熱材貼った話
隙間を埋めたら気密性UP
隙間死すべしということで、ついでに断熱材の切れ端を詰め込んだ上で気密テープで塞ぎました。見た目が悪いですが、上から断熱材を貼る予定なので気にしない。
↑ビフォー熱画像。中心あたりの巾木のある場所が紫がかっている
↑アフター熱画像。紫の部分が薄くなった
石膏ボードの下端が低い温度になっていた=隙間風が入っていたのが、気密テープを貼ったことで抑えられています。ちなみに左下一番温度が低い場所はシューズクローク床の土間タイル。
巾木はあくまで化粧材のため気密は取れません。巾木の下で気密処理されているかが肝要です。パッキン付き巾木なんてのもありますが、基本は構造で気密を取ってほしいものです。建物の外周部の気密が大事なんで、外側の巾木はチェックしたいですね。
ちなみにわが家もパッキン巾木使われてましたが、今回のように使われていない場所があったり意味不明なので目視チェックしています。
巾木があやしいと思ったら
- 巾木の上から気密処理
- 巾木を外して気密処理(今回おこなったもの)
の2パターンっぽいです。
巾木の上から気密処理
巾木の上からパターンはコーキング材などの密着性・弾性のある材で巾木周囲を埋める方法です。手軽で既存の内装材を傷めにくいのがメリットですね。ジョイントコークや剥がせるコーキングあたりが手軽そう。
巾木を外して気密処理
巾木を外すパターンは壊すリスクや手間がありますが、下地(石膏ボード)を直接確認できて漏れなく処理できるのがいいところ。私は家に手を入れるのが好きなのでじゃんじゃん壊してます。
玄関巾木リカバリー?でした
ドアのそばだけでなく、シューズクロークの巾木も同様に隙間が空いていたため処理しました。わが家のウィークポイントの玄関、課題が山盛りで面白い限り。これからも玄関強化を続けていきます。
この記事で使用した道具
- 土牛 マイティバール
- 日本住環境 ツーエステープ
- 断熱材の切れ端
- フリアー サーモカメラ